pherim㌠

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pherim㌠さんの日記

(Web全体に公開)

2016年
05月07日
18:27

. ふぃるめも4 Winter 2013《後》

 
 きょう(2016/5/7)夜20時より、映画ツイキャスします。
 https://ssl.twitcasting.tv/pherim/ ←時間が来たら自動的に放送開始します。

 また23時頃よりさむ(´・ω・`)さん放送にもお呼ばれ予定です。
 http://com.nicovideo.jp/community/co1136765
 どちらもお暇でしたら、ぜひいらさいませ。


 ※以下、本記事は別SNSへの2014年1月15日投稿物です。[Web全体に公開]設定です、コメントをいただける際はご注意ください。


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 タイ移住後にみた映画をめぐるツイート[ https://twitter.com/pherim ]まとめの第四弾。これから日本で公開される作品、公開中の作品、上映終了or公開未定作品の順で並べてみました。強烈オススメは緑超絶オススメは青で太字強調しています。
 

 それはさておき、ちょっとご無沙汰しております。イレギュラーで雑駁な珍事が続き、生活のペースをややつかみ損ねている感じです。街の騒擾に影響されてもいるのか。いやそれはどうかな。ともあれただいまバンコク都心は大混乱。しかも今回は、この数日が山場になりそうです。ツイッターではタイ反政府グループによるバンコク封鎖等についてもつぶやいてますので、ご興味あればご参照くださいませ。

 また恐らく今夜23時頃から、映画関連のニコ生放送いたします。お暇でしたらご笑覧あれ。(バンコク封鎖については一昨夜放送いたしました。現在TS視聴可能です。)
 
  映画雑談 ☆ 日本未公開作から『悪の法則』まで、この秋冬にみた20作品を対象に。
  http://com.nicovideo.jp/community/co1914979
  ↑放送開始後、上記URL内に赤い[視聴]ボタンが出ます。
 

 

 
『Last Vegas』。元わんぱく少年4人組が、半世紀後のラスベガスで大はしゃぎ。突然の電話に癌か急死かと疑う爺さんになっても女を取り合い喧嘩も深酒もどんと来い。デ・ニーロ、モーガン・フリーマンらの渋味が光る良作。日本公開5月




『アメリカン・ハッスル』。詐欺師と捜査官が組み、大物議員の裏の顔を大胆な手法で暴いていく。一女性の嫉妬で捜査が撹乱されるハラハラ感とか。史実の収賄事件に材をとった作品で、70年代の街角風景や小道具の再現も見所。日本公開1月31日




『LIFE!』。雑誌LIFE廃刊を目前に、最終号表紙のため行方不明のフィルムを探し、写真ネガ管理部に勤める主人公が繰り広げる冒険譚。冴えない妄想中年が、伝説の写真家に導かれ極地を駆け巡る。映像、音、脚本いずれも最高。日本公開3月19日

原題は“The Secret Life of Walter Mitty”。1947年米映画『虹を掴む男』と同じ原作。写真誌LIFE編集部を舞台としたギミックがどれも楽しい。一瞬の表情で魅せるショーン・ペンの凄味とか。

この映画、タイの劇場では『ゼロ・グラビティ』や『悪の法則』公開時に長編予告が流れていて、導入を一瞬観ただけで良い予感がしたので続きを観ないよう一旦席を立つほど期待値大だった。にも関わらずその事前期待値を超えてきおった。実は公開初日に観て、先週再度観た。3度目もたぶん行く。



『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』。コーエン兄弟新作。売れないフォーク歌手の屈託に塗れた日常。淡々とした展開に小さな笑いを込めるコーエン節健在。主演の他ほぼ眠り続けのジョン・グッドマンもやけに良かった。日本公開初夏




『アナと雪の女王』。姉妹が主人公。やがて女王となることを期待される姉が、触れるもの全てを凍らせる力により孤立を強いられる。ディズニーアニメ、劇場で最新作を観たのはたぶん初めて。なんだ下手な実写より表情豊かなのね。日本公開3月14日

原題は『Frozen』、雪と氷だけの世界がひたすら描かれていた。冬休みか、タイの子供集団を散見。声をあげ、身を乗り出して熱中する彼らの反応が面白い。こちらでは大人からも「東京は雪降るの」ってよく聞かれる。雪、どういう存在なんだろう。



『ホビット 竜に奪われた王国』。ファンタジー世界も、集落なり小道具なりがここまで作り込まれるとストーリーとは別様の見る快楽が。しかし原題『The Hobbit 2』の『2』に気づかず観始めたゆえ、初め話について行けず。IMAX3Dにて鑑賞。日本公開2月末日

ファンタジー系の大作映画がずっとダメだった。『ハリポタ』も指輪系大作も、最後まで観られた試しがない。これは幼少時何度かトライした『ネバーエンディングストーリー』以来続く謎症状だったので、最後まで観られただけで成果かも。感受性の問題か他の何かか、謎は謎のままだけど。



『かぐや姫の物語』。びっくりした。ここまで原作に忠実で、かつぶっ飛んでみせるとか。高畑監督ってどうにも堅めの苦手イメージをもってきたけれど、こんなに自由な創意に溢れた作り手だったのね。墨線表現の巧みさ、ほとばしる感情描写。全力土下座。




『そして父になる』。タイ語字幕、英語字幕付きで観る。客席にはタイ人学生集団も欧米人も日本人もいて、各々笑い所が違って面白かった。是枝作品の中では、かなりわかりやすく情動に訴えてくる一篇。しかしリリー・フランキー、本当にいい味だすなぁ。




『ウォーキング with ダイナソー』。予告編で、恐竜の肌や四肢の動きに技術的な進化を予感したので観てみる。ストーリーはさておき、ゴルゴサウルスの鋭利な歯牙とか凶暴なのに華奢な前足とかなかなか見せる。羽毛恐竜もちゃんと出てたよ。




『47RONIN』。『ジャンゴ』が意図して撮られた昨年最高のギャグ映画なら、本作はシリアスなのにギャグに見えてしまう点が最高かも。キアヌ・リーブスの深刻な顔が否応なく孕むおかしさに、真田広之も監督も映画全編が呑み込まれた感じというか。




『悪の法則』。結局3回観に行った。コーマック・マッカーシーによる脚本をリドリー・スコットが映像化と聞いただけでどんな横綱相撲だよと思うけれど、実物は予想外の文芸物というか、とにかく役者のセリフと顔芸で引っ張っていく。なかでも戦慄のキャメロン・ディアス。





 今回は以上です。2013年のハリウッド映画、かなり豊作の一年だったように思います。今年はタイ映画も観たいところですね。タイの映画館では当然ながら日本語字幕などないわけで、まだまだ観始められる段階ではないのだけれど。

 というわけで、単に今の環境で安くいつでも観られ、かつ言葉がある程度にしろ分かるというのが、ハリウッド映画ばかり並んでいる理由です。ぼくも二十代の頃は映画好きによくあるタイプで、ハリウッド映画を馬鹿にして劇場では観ない時期がありました。でもいま思うなら、たとえばフランス語もイタリア語もできないまま欧州映画にハマったところで、「う、うん」な残念感もただようような。ただそれを言ったらロシアや東欧、アジア各国の映画とかも観てたやん、そこはどうなるのって話にも。ま結局、そうやって異国への興味を養っていく面も大きいのでしょうけど。かえすがえすも翻訳様様でございます。



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